diary日 記 2021 / 05 / 01

「お願い、コロナさん」

「コロナさん、あなたの威力はよくわかりました。私たち人間も、これからは自然の摂理に背くようなことは極力しないように心がけます。だから、これ以上、私たちをいたぶらないでください。とくに幼い子供をターゲットにするのだけは、お願です、やめてください!!!!」 ほんとうに怖いのは変異種だといわれてますが、コロナを恨んでもお門ちがい。コロナだって生物である以上、繁殖は至上命令。映画の「シン・ゴジラ」は体内に原子炉を備え、核分裂がエネルギー源でした。架空の科学から生まれた「シン・ゴジラ」とコロナ・ウィルスをくらべることはできませんが、前者は三年後のハリウッド版「ゴジラ」より、はるかによくできていた気がします。映画の話しですが、原子力は人類が作った凶器ですからゴジラに破壊されても、私たちは自業自得。それに反してコロナは、自然界に存在するウィルスです。ペスト、コレラやSARSがあり、天然痘はすでに絶滅しましたし、エイズも死に至る病ではなくなりました。人類から見たらモグラ叩きのようですが、つまりはウィルスと人類のイタチごっこ。コロナと仲良く、同盟を結ぶことができればね。数か月前、コロナもそろそろ人間のからだに飽きてくる時期ではと思いましたが、甘かったようです。それにしてもインドで猛威をふるい、なりふりかまわず暴れ狂っているコロナの猛々しさに降参するしかないですね。あれこれ考えても、いっこうに埒があきません。絶望しないで、コロナ時下に蔓延する短絡主義に身を委ねましょう。

短絡的になる最たるものが、やはり食べ物。コロナ太りをものともせず、美味しいものに安らぎを求める日々です。といってもささやかなもので、スーパーの鮮魚コーナーを覗く目に力がこもるていど。ラッキーなことにこの数日、小さいながら毛ガニとズワイガニを発見。試しに買ってみましたら、蟹味噌もまずまず。なによりうれしかったのが、殻が柔らかくて身をほぐしやすかったことでした。タラの芽やこしあぶらなどの山菜の天ぷらよしの和食系。飲食店の時短で販路を失ったプロ用の食材が、町のスーパーに出現。いつもは1パックに数本しか入っていないイタパセの大束ブーケを、買い逃す手はありません。本来はイタパセで作りたくても、普通のパセリで代用していた、最近は地中海料理の定番になったタブレをさっそく作りましょう。お材料はイタパセことイタリアンパセリ、トマト、レモンと肝心なクスクスをご用意ください。クスクスは文字通りCOUSCOUSで、粟のように細かいパスタです。スマホでクスクスを検索なされば、中2日ほどでお手元に届くはずですから、ぜひ、お試しください。イタパセとトマト、レモンの皮を細かく刻んでクスクスを混ぜて、お味はレモン汁とお塩で調味。新芽も鮮やかな五月晴れにふさわしい、タブレにはよく冷えた白ワインが最高。あれあれ、今回も行かずに楽しむ地中海になったかしら。タブレは地中海といってもフランスと北アフリカに挟まれた海ではなく、エーゲ海よりも東でトルコを超えてアラビア半島あたり。パンデミックのせいかおかげか、世界地図を眺める機会がふえました。もう少しの辛抱、頑張りましょうネ!!!