diary日 記 2020 / 01 / 15

東京ガスライフバル

なんだか最近、感心することがいろいろあります。先回に書きました日本産フルーツの美味しさもそのひとつでしたが、今日は東京ガスライフバルのきめ細やかなサービスに感動しました。年始にオーブンが壊れたので、東京ガスの0120に電話。オペレーターの女性が「年末年始のお休みがあったので混み合っております。すぐに伺えないかもしれませんが…」とおっしゃったのですが、折り返し東京ガスライフバルからご連絡をいただきました。その日のうちに下見にいらして、コンロと魚焼き機とオーブン一体型の下側を点検。「接続不良ではありませんね」とおっしゃり、オーブンの右についているスイッチ板を開けました。日ごろ、簡単に押している<あたため>や<スタート>などのボタンがある部分をぱっかり外すと、まるでPCのハードデスクのように複雑なメカが出現。下見の方が「これは思ったより重症ですね。今、とりあえず使えるようにしておきますが、いつまで持つかわからないので、お取替えなさった方がいいですね」と。「奥さん、近所で屋根瓦を直していて見えたんですが、奥さんの家の屋根瓦、直しておかないと危険ですよ」といった新手のセールスかもの思いが頭をよぎらないでもなかったですが、自分が直せないのですから仕方ありません。その場で取り換え作業の日程を決めましたら、当日の朝、オーブン機能がウンともスンともいわなかったのも不思議でした。そしてお約束の時間に若い男性がおふたり定刻にいらしたのですが、彼らの作業の緻密さとお行儀の良さに絶句。「でも、タダじゃないんでしょ」といわれてはおしまいですが、たとえ高額をふんだくられても、ドタキャンされても客に立場がないのが世界の常識、日本という国の例外を除いてはね。昨年末、ダイソンの充電式掃除機が壊れたので捨てて、日立の有線に買い直しました。文字通り有線で、大きな本体から延々とネズミのしっぽのようなコードが出ている旧式のあれです。掃除機なら粗大ごみに出して捨てればいいけど、ビルトイン式のオーブンの場合は業者さん頼み。たかがガス機器ですが、されど日常の必需品。彼らへの感謝の気持ちは、たぶんこの先10年は続くことでしょう。

マンションの廊下の養生からはじまり、壊れたガス機器をていねいに取り外します。それと引き換えに私がカタログから選んだ、ノーリツの三点セットを順次取り付け。その間、ポケットから水平器を出しては、黙々と設置した機器の状態を計ります。脇の引き出しの開閉時にぶつからないか、隙間が空いていないか、あらゆる角度から点検。最終的にガス栓とつないで完成。「それが当たり前だ!」のお声が聞こえますが、彼らが例外的に素晴らしいことを実感していただくためにだけでも、外国にいらしてみてください。フランスで最も有名なDartyという家電大型店で買った冷蔵庫を運び込むときに、壁を擦ってひどいキズをつけられ、「スイマセン」の一言もなかった。別料金の設置代を払って、全自動の洗濯機を買ったときもひどかった。数分の試運転の最中に水が噴き出したのを見た作業員が、「水道屋を呼びなさいよ」とはなにごと? ブログに「フランスかぶれのオバサン」と書かれても、私は平気。わが国にしかない世界一をたくさん知ってますもん、またね!!!!