diary日 記 2019 / 07 / 01

スマホが石油を食べちゃうの?

ホルムズ海峡のタンカー襲撃事件のニュース、21世紀の現代の話とは思えませんでした。石油タンカーといえば、平成どころか昭和の象徴のような気がしてました。高度成長を陰で支える存在だった石油タンカーが、今も産油国とわが国を往来していたとはビックリ!!!! 免許を取ったばかりのころ横浜に住んでいて、首都高1号線を深夜に走ってました。といっても夜遊びしていたわけではなく、深夜に酔っ払った父を銀座や新橋に迎えに行ってました。すんなりタクシーで帰って来てくれる晩もあるんですが、困ったものでした。でも、そのおかげで今でも印象に残っている光景がいくつもあるので、マッイッカ。狂騒の夜の銀座もそうですが、横浜に戻る左車線から見えた、日本鋼管の煙突から吹き上がっていた真っ赤な炎が今でも目に焼きついてます。運転が下手でしたから、深夜の首都高を走るのが正直、怖かったです。帰り道、都内を抜けて日本鋼管の真っ赤な炎が見えると「ああ、無事に横浜に戻れたんだ」と、安堵のため息をついたものです。45年以上前のことで、それから数年して真っ赤な炎を噴き上げていた煙突が消えました。京浜工業地帯という言葉も色褪せ、そのころから急激にテクノロジー革命が進んで今があるわけですね。と思っていたのに、エネルギー源が当時と変わっていなかったのは意外どころか、ちょっと心外。最近、女性ファッション誌でサスティナビリティー(持続可能性)という言葉がはやってますが、矛盾する気がします。

石油がいけないと、いっているのではもちろんありません。「あれっ、まだ石油なの?」と思って、ITやAIなどハイテク全般にめちゃめちゃ強い友人に、素朴な疑問を投げかけてみました。ホルムズ海峡の事故以来、エネルギー問題を学習し、あいまいだったシェールオイルについて調べました。その結果、この先、ますますエネルギー消費がふえることを知り、サスティナビリティー(持続可能性)どころではないじゃないかと唖然。その一例として、現代人の神器になっているスマホにしてもパソコンも、莫大なエネルギーを消費しているといわれて驚愕。それにしても、「エネルギー不滅の法則」というの習いましたよね。NTTコミュニケーションズにエネルギーの対価を払ってはおりますが、通信機能の開発と維持に使われている膨大なエネルギーはその後、どこに行っちゃうのかしら。ウィキペディアが教えてくれるから知識がふえて、グーグルで検索すればどこへでも行けるけど、それも引いては地球温暖化につながる。エアコンを使えば室外機から熱が出て、夏がますます熱くなる。そうか、不滅ですものエネルギー。風鈴とかき氷と団扇で今年から、日本の夏を昔のように涼しくしましょうよ。