diary日 記 2016 / 04 / 01

3分で作れる「桜ごはん」

先回のこのページで、「パリが元気になってました」と更新した矢先のブリュッセル・テロには参りました。といっても私ごときにできることがないので、ギブ・アップ。当面はみなさん、ヨーロッパ旅行を自粛して国内でしょうかしら。「理由なき反抗」ではないのはわかってますが、IS側の希望をいってもらいたいと思いませんか?「話してわかる連中じゃない」とおっしゃられるでしょうか。なにもしないより、ましだと思いますが、絶対に受け入れてもらえないでしょうね、欧米先進国の首脳陣には。イスラム教もキリスト教も、もとをただせばハンムラビ法典の「目には目を」です。さてさて、考えても仕方がないので、美味しい話に切り替えましょう。混ぜご飯にもいろいろありますが、簡単さではコレが天下一品。見た目もお味も抜群で、今の季節に持ってこいですから、ぜひ、お試しください。ご用意いただくのは炊き立てのご飯と、瓶か真空パックに入った市販の桜花の塩漬けとグリーンピース。そうです、桜湯にするあれです。グリーンピースですが、さや入りの生が出はじめてますが、粒が大きすぎるので冷凍をおすすめします。お材料がふたつとも保存食品なので、ふいのお客さまにも即対応。準備はご飯が炊けてから、ものの3分で仕上がる、グルメが唸るレシピです。

炊飯器の炊き上がりアラームが鳴ったら、冷凍グリーンピースをカップ1杯の目安で小鍋で茹でます。その間に桜花の塩漬けを水洗いして、塩気を抜いて細かく切ってください。桜花の塩漬けをお求めになる際は、八重で色の濃い方が見栄えがします。塩気を抜くといっても短時間での作業なので、完全には無理。それに洗いすぎると香りも飛んでしまうので、ほどほどが肝心です。桜花を絞って、万遍なく炊き立てのご飯に混ぜて、茹でたグリーンピースも一緒に軽く混ぜてください。これで出来上がりなので、お恥ずかしいほど技なし手間なし3分間が実証されます。白いご飯にピンクの桜が咲き乱れ、ところどころに若葉が見え隠れする一皿はインパクト絶大。色彩的にあと、お沢庵とお吸い物ぐらいあれば最高。お沢庵は冷蔵庫に常備されているとして、お吸い物も並行して作りましょう。人数分の沸騰したお湯に出汁の素を入れて、長ネギとかわかめとか適当に入れて、溶き卵で完成。栄養のバランスなんて、野暮なことはおっしゃいますな。観ているだけでなく、食べちゃう桜も一興ですよ。