ファイトケミカルを知ってますか

2015/3/1 

きっかはある食事会での、ファイトケミカルを提唱しておいでの先生との出会いでした。ご夫妻でいらしていて、お名刺をいただきました。店から直行していた私は名刺不所持で、後日、拙著をご挨拶がわりにお送りしました。すると白ヤギさんと黒ヤギさんみたいに先生がご著書をくださいまして、それがファイトケミカルの写真つき解説本でした。ぜひみなさんも、高橋弘先生のお名前で検索して、ファイトケミカルについてお調べください。プールはきらい、ジムにも通わない、ダイエットにまったく興味なし、メタボも無視のアンチ健康派だったこの私が、なぜファイトケミカルに心が動いたのか自問自答。自覚はありませんでしたが、GS最後のころ、危険信号を発していたからだがするすると、ファイトケミカルに吸い寄せられたのかもしれません。

表紙にあったファイトケミカルという文字を見て私は、とっさに「ファイト!!!」のアリナミンとケミカルという言葉で健康サプリメントを連想してしまいましたが、ぜんぜんちがいました。ちがうどころか、そもそもPhytoはギリシャ語で植物を意味し、簡単にご説明すると野菜や果物に含まれている化学物質のことだと知って目ウロコ。生活習慣病や癌、老化の原因を取り除き、からだの免疫力を高めるなど、いいことづくめ。もっとわかりやすく申しますと、注目されているトマトのリコピンとかブルーベリーのアントシアニン、大豆のイソフラボンや赤ワインのポニフェノールがそれです。なにがいいかといって、自宅で簡単に作るスープを食べるだけでOKというのが素晴らしいです。小一時間で高橋先生のムック本を熟読して私は、買い物籠を持って八百屋さんに直行。先生のレシピどおりに玉ねぎと南瓜とキャベツと人参の四種類のお野菜をほぼ等量きざんで、ファイトケミカル・スープを作りました。お鍋に入れる順番は水と、玉ねぎ→人参→キャベツ→南瓜が効率よく、夕食の後片づけをしている間にできあがります。調味料ナシは半信半疑でしたが、むしろお野菜だけの不思議な美味しさに、驚きました。四種類の野菜スープを続けている私に親友が、「そういえばあった、命のスープとかいう名前までついちゃって。やったやった、でもすぐ飽きちゃった」と。私が東京を留守にしている間に、このほかにも面白いことがあったのかしらと笑えました。それはともかく、サプリを買うわけではないので安心して、ぜひお試しください。お作りになる要領がわからなかったら、考えていないで私にメールくださいな、お教えします。