滞在型パリ旅行のすすめ

2013/3/1 

相変わらず、私のまわりでフランス熱が沸騰。言葉ができないなんて、悲観なさるひつようはありません。なんにも考えないで、パリのアパルトマンでゆっくり過ごして命のお洗濯。到着した翌朝、ご近所のマルシェを覗いて、新鮮なトマトやきゅうりを買いましょう。お肉屋さんでハムが欲しければ、ガラスケースのハムを指して、「プリーズ・ギブミー・ツー」といえばOKです。帰りがけに、焼きたてのバケットもお忘れなく。そうそう、市場に欠かせないフロマジュリーに立ち寄り、キロ単位でお値段が表示されている、パリっ子が大好きな白カビチーズのブリを切ってもらいましょう。その場合も、「フォー・ツー・パーソンズ・プリーズ」とかなんとか、カタコト英語で大丈夫。そばに並んでいるエシュレのバターの、一番小さいのを選んでください。1万キロを飛ばなくてはなりませんが、かつてパリに憧れた先輩たちが南回りやシベリア鉄道で苦難の大旅行を決行なさったことを思えば、なんと幸せな時代になったことでしょう。

“パリ滞在”とか、“パリのアパルトマン“でネットを検索すると次の瞬間、これぞ紛れもなくパリといったパリのアパルトマンの数々が見学できます。お風呂つきかシャワーか、エレベーターの有無など、満載の情報はどれも懇切丁寧で見ているだけで旅した気分。一度でもパリ旅行をなさった方ならなおさら、未知の方でも滞在型のパリが存分に楽しめます。パソコンの前で、しばらくパリの空の下を彷徨。アパルトマンの所在地以外のご案内は、すべて日本語。パリ旅行が現実のものとなり、日程が決まって航空券とアパルトマンの予約が具体化する段になっても、日本語で平気。サービス機関のほとんどが、国内に事務所があるので準備進行は実にスムース。一連の対応が、親切すぎるくらいに事が運びます。あとは行くか、行かないかの選択だけですから心のモチベーションの問題だけだわ・・・・。春の訪れで、これまで眠っていた情動が目覚め、心ははるかセーヌ川の遊覧船でゆうらゆら。想像力が全開になって、いつの間にか元気溌剌。とくに長かった冬から醒めて、みなぎる春の息吹に浸りましょう。ネ、肝心なのは想像力ですよ。