意外にめちゃ美味しいきゅうりのチャーハン

2012/7/15 

以前、このページで蕗の薹のチャーハンをご紹介いたしましたが、ご記憶でしょうか。あのときは春先の山歩きで親友が摘んでくれた、野生の蕗の薹をふんだんに使った美味しいそれが、春先の自慢裏メニューでした。蕗の薹に味をしめて以来、ズッキーニでも大成功。そしてこのたび、きゅうりで挑戦してみました。パリ時代からの大親友で、超のつくベテラン主婦のM夫人からいただいた、ピンク胡椒を最後にたっぷりかけて見た目もエレガント。きゅうりならいつでもありますからぜひ、GSが空いているときにご注文ください。それでは蕗の薹のときの復習になりますが、きゅうりのチャーハンを作ってみましょう。

GSの裏メニューですから、お材料はいつもあるベーコンとキャノーラ油。調味料は塩だけでOKですが、私はお気に入りの顆粒状のコンソメを少々。ピンク胡椒がなかったら、白胡麻か粗挽きの黒胡椒でもOK。白胡麻は炒ってあってもひと手間かけて、チャーハン用に使うフライパンで炒り直してください。白胡麻は大胆に、一人分が大匙2杯ぐらいご用意ください。チャーハンは手早さが信条とはいえ、今回は主役のきゅうりをご飯ていどの柔らかさにするのが妙味の秘訣。使い慣れた大きな底の深いフライパンにベーコンにオイルを加え、厚さ1センチにカットしたきゅうりをぎっしり並べて強火でお願いします。きゅうりは両面をキツネ色に柔らかくなるまで焼きたいので、フライパンの底にぎっしり並べてください。きゅうりはお一人分1本が目安です。ベーコンが飛び跳ねてお顔を直撃しますから、フライパンに蓋をしてしまいましょう。その間にご飯と卵をご用意ください。ベーコンもきゅうりもこんがり炒まってからは、スピードが勝負で仕上がりまで2〜3分。火にかけたままで具を脇に寄せ、卵を割り入れてご飯をばさっ。耐熱ゴムベラで卵とご飯と具を絡め、お味を調えて胡麻かペッパーを利かせてできあがり。ボールにチャーハンを詰めて、熱いのをがまんして白いお皿の上で返してまん丸に山盛りがかわいいですよ。がまん嫌いな私ですが、美味しいものを作るためなら熱いのぐらいがまんです。真夏のきゅうりのチャーハンを、ぜひお試しください。