絵づけ作家のブリジットさん 2010/11/01 

10月22日から一週間、GSの壁に十数点の素敵なアクリル画がかかりました。いつもの版画や絵画をはずし、かわいい小品と差し替えました。展覧会などGSでしたことがないので、どんな感じか見当がつきませんでした。わかっていたのは、作家がブリジットさんとおっしゃる仏人だということ。ソルボンヌ大学教授のご主人が、都内の大学の招きで来日することになったので、それを機にご自分の作品を展示できるスペースをさがしていたとき、親友を介してGSに白羽の矢がたったわけでした。まずは、なんでもやってみる主義なので、深く考えずにお引き受けしましたが、結果オーライ。ご常連やはじめての方にも、ばんばん彼女をご紹介。パリからのお友達ができたと、大勢の方に喜んでいただきました。ご夫妻は、パリの私の仲間たちと同じにおいがして、思っていた以上にうきうきの一週間になりました。次回は事前にみなさんにお知らせして、彼女を囲んで楽しいおしゃべりタイムを準備しようと、せっかちな私は今から楽しみにしてます。

ブリジットさんは、高級食器で知られるリモージュの会社と契約している磁器の絵付け作家。趣味の領域で最近はやっている、ポースレン・ペインティングというあれです。今回お持ちになったのは、磁器に描く絵の原画。「売れるかもしれない」という期待のもとに展示即売にいたしましたが、売れたのは一点だけ。それも最終日の夕方、ぎりぎりのセーフで私の神楽坂の大親友が買ってくれました。食いしん坊の彼女が選んだ作品のモチーフは、美味しそうな三色マカロン。私がいただいた三色タルトのアクリルが、GSの常設絵画に仲間入りしてます。2階カウンターの天井ちかくに飾ってありますから、ぜひご覧ください。
ご夫妻の東京旅行の最後の夜が、ラッキーなことに<GSの夕べ>と重なりました。お雛さま席にお座りいただき、仏語と日本語ぐしゃぐしゃで大いに盛り上がりました。「まったくちがったトーキョーになりました」とご夫妻にお礼をいわれ、ますます別れが惜しまれました。次回はGSで、ブリジットフェアーを企画しようと思います。そのときは、よろしくね。