ガンバレ日本人! 2008/06/01 

「いつも元気だネ」と、まわりの方から呆れられつづけてン十年。そういわれるたびに私は、心の中でこう叫びます。「この世の中、元気でなきゃやっちゃいられませんよ」とね。

フリーランスというば聞こえはよろしいですが、私は元祖フリーター。モチベーションを上げておかないことには、なにもはじまりません。フランス時代に鍛えられた不屈の精神に、どれだけ助けられていることでしょう。そんな私が今日は、みなさんにはっぱをかけます、「元気だしてよ、日本人!」とね。

スーパーの棚からバターがなくなったかと思えば、つぎは牛乳とか。諸物価は急激に高くなりますし、サイクロンにつづく四川大地震で、先行き不安が募るのはわかります。でもみなさん、ちょっと考えてみてください。もともと私たちは、地震に慣れっこのはずではないですか?ひと月ほど前に東京で、生まれてはじめて地震を体験したフランス人の慌てぶりたるや、お気の毒なほどでしたよ。

そもそも私たちのDNAは、地震の国ならではの思考が根付いている。用意万端、心の準備をしたうえで、ここまでやってきた。そして、ここまでやってきた実績こそ、今の私たちのプライドでもあります。地震ひとつとっても、なるようにしかなりません。諦めと紙一重の自然治癒力こそ、私たち日本人の底力にちがいありません。“大雑把な悲観主義”を地でゆく私は、すべては諦めから出発すると考えます。どうせ死ぬのだから、悔いのない人生にしよう。どうせ、どうせと繰り返しながら、だったら楽しくが持論です。でも本当は、そんな悠長なことをいっていられる場合ではありません。GSオープンからいる恵子ちゃんが適職を得て、今月一杯でめでたくトラヴァイユ。次の本の〆切りを目前にして、私のGS時間の延長です(笑)。ここでまたしても、どうせやるならトコトンやろう。みなさんにはっぱをかけながら、自らを鼓舞。みなさん、頑張っちゃいましょうよ!