エレガントなワインを支える人たちのこと 2006/02/17 
はじめてデジカメを使い、ブルゴーニュ地方のワインのカーヴ(酒蔵)や、パリの町の写 真をものすごくたくさん撮りました。ところがせっかくの写真もパソコンに接続し、このページに載せる方法がわからず、東京に戻った私は頭を抱えておりました。私の最大の弱味は、パソコンなのですから。

ところがラッキーなことに、困った困ったと唱えていた私に、救いの手を差し伸べてくれた方がいたのです。ご町内で親しくしている、『毘沙門せんべい』の若旦那の太郎君がメモリーカードを、いとも簡単にCDに落としてくれました。持つべきものは、親切な隣人というわけで、このページの続きの写 真をご覧ください。そして神楽坂にいらっしゃることがおありでしたら、太郎君のお店のお煎餅をぜひ召し上がってみてください。お米の味とお醤油の香り高い、正統派の美味しいお煎餅ですよ。

話が逸れてしまいましたが、ブルゴーニュ地方のワイン所として知られるボーヌでは、北海道でレストランを経営なさっている附田さんとグルメジャーナルの編集の丸山嬢、ワインの専門家で現地在住の熊田女史と私で、朝から晩まで本格的なデギュスタシオン(利き酒)をしました。ワインの買い付けとは無縁の、純粋なデギュスタシオンでしたから、とても勉強になりました。名醸ワインの作り手たちのひたむきなエネルギーが素晴らしいと、いまさらながら感動。フランス・ワインの両雄にたとえられブルゴーニュとボルドーですが、後者が貴族的だとすると前者は農民的。そのことを今回のブルゴーニュ旅行で、あらためて感じました。日ごろから好きな継続という言葉が、彼らと話していてますます好きになりました。
ボーヌの後、たまっていた雑用を片付けに私はパリに残りました。パリの話は長くなりそうなので、今は時間切れ。パリ編は、次回にゆっくり書きますね。それでは、3月にまたお会いしましょう。