「News 23」に出ました 2006/02/01 
といっても私ではなく、拙著です。事前にお知らせできずに残念でしたが、『お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人』がテレビで紹介されました。去る1月27日、TBS筑紫哲哉さんの<News 23「これよむ」>のコーナーでした。アシスタントの草野満代さんが本文を抜粋し(P154)、「子供たちに使いこまれたセコハン教科書」の部分を、数分間にわたり読んでくださいました。

その数分後、テレビをご覧になったという読者の方が、このHPのアドレスにメールをくださいました。自分が読んだ本が、番組の書評で取り上げられたら、嬉しいですよね。私も一読者として、心底そう思います。ですが喜んでくださったというご趣旨のメールをもらった著者は、もっと嬉しいものです(笑)。お名前は記しませんが○○さん、メールをくださって、本当にありがとうございました。

セコハン教科書の箇所に書かれているのは、“お金があるのだから、買えばいいじゃない”の対極にあるフランス人の価値観についてです。ところでみなさまは、セコハン教科書がわが国でもあったことをご存知ないですか?

私が小学生の低学年の一時、お兄さんやお姉さんがいる生徒は、新しい教科書をもらえませんでした。「家に帰って、お兄さんやお姉さんが使った教科書をもらいなさい」と、担任の先生に宣告されたわけです。私の記憶ではその当時、教科書代を封筒に入れて、先生に渡していた気がします。あのあたりからわが国が高度経済成長に突入し、やがて義務教育の教科書が無償で配布されるようになりました。どうぞあなたも、お父様やお母様に一度、そのことをお聞きになってくださいな。今日はちょっと長くなりましたが、次回はフランスから戻る日が更新日です。それまで、お元気でね。